大阪府 Kさん 80歳 男性 無職
施術:2011年11月7日
前日の夜中に左の膝がうずいて寝れなかったとのこと。
ここ1ヶ月ほど歩いたり膝を曲げるとお皿の上や内側に痛みがあったとのこと。
これまでは夜中にうずくまでには至らなかったが、昨晩は痛みがきつかった。
痛みがキツイ日は痛み止めをのんでいたらしい。薬を飲むと歩くのは大丈夫だが膝を曲げると膝内側に痛みを感じる。昨晩は痛み止めを飲んでも痛みはきつかったとのこと。
<施術>
股関節・太もも周り・ふくらはぎに強い筋肉の緊張がみられ、それらが膝への負担になって痛みをおこしていると判断。
筋肉の緊張がつよいためか、手法の加減が強くなるとピクンとこわばる反応がおこるため、慎重に少しずつ緊張をぬいていく。
施術中に本人が「なんか膝楽になってる感じがするわ。さっきより曲げやすいわ」という感想を漏らす。頑固な緊張も少しずつ色々な角度からアプローチすることで解けてきた様子。
終了後に立ち上がり動作や座って立つ動作、膝を曲げる動作をしてもらい痛みがないのでいくつか注意点をのべて帰っていただきました。
<解説>
この症例は、膝そのものよりも股関節や太もも周り・ふくらはぎの筋肉の緊張が原因です。
実際それを解いていくことで帰るときにはとても楽になったと喜んで帰られました。
無痛ゆらし療法では原因である筋肉の緊張を解消し、膝にかかる負担をなくすことで痛みをとりのぞくことができます。
筋緊張があり膝が悲鳴(痛み)をあげてきているのに痛み止めを飲んでごまかすことでかえって悪化したケースです。痛みは身体の「もう休んでくれ」「無理しないでくれ」というSOSなのです。
身体は無理な負担をつづけたくはないのです。しかし、痛みをまぎらわして使ってしまうため実質どんどん負担が増え続けたといえます。
原因(筋肉の緊張)が解消されずごまかしてしまった結果こういうことがおこってしまいました。
お風呂に入ること、クツについて、座り方、ぐりぐり揉まない叩かないなどを気をつけてもらうよう言いました。
股関節周りの緊張が強いので今後そこのケアー・生活改善をしていくことで再発を防げるといえます。
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